河内のおっさんのblog

大阪南部の南河内の歴史と文化、風土に育まれた笑いと人情の紹介です。

畑206 / 至福のグルメ

 雨をはさんで8日間、実質作業6日間かけて600個のニンニクを収穫した。
 ニンニクは掘ってお終いではなく、根を切って、皮を剥いて、根の付け根を平らにしなければならない。ハサミやカッターナイフを使うのだが、毎日100個ともなると手が痛くなる。
 ニンニクのうま味成分といえばアリシンだが、アリシンには非常に強い殺菌力があり、皮膚の潤いを保つアミノ酸を破壊する。 すると、皮膚の細胞が壊れて、火傷と同じような症状を起こしてしまうのだという。
 作業を終えて、家に帰ってオロナイン塗って、風呂に入ってからハンドクリームを塗っての毎日だったが、ようやく、収穫し終えた。

 だが、まだまだお終いというわけにはいかない。
 4個ずつ束ねて、紐で縛って、吊って、干して、乾燥させなければならない。そこで、新しいビニールハウスを建てたので、要らなくなった古いハウスを干場に改修した。
 骨組みだけを利用して、防水シートを買ってきて、被せて、ロープで固定して、中を整理した。そして、天井からスチールパイプを吊って、束ねたニンニクを吊るして……。
猫の手も借りたいほど「て」の多い作業に3日かかった。

 UV加工したシートなので中は日陰になっている。入口のドアを外し、裏のビニールを剥がしたので、風がよく通って涼しい。夏場の休憩場所にうってつけだ。
 椅子に座って天井を見上げると、600個のニンニクのお尻が丸見えだ。これもまた、乙なもんだ。
 今は、ニンニク干場がお気に入りの場所になってしまった。

 今日も今日とて、吊り下げたニンニクに頭をぶつけながら、どっかりと椅子に座る。
 さて、朝食にするとしよう。
 夕べに造っておいた弁当。おにぎり一つと卵焼きとタクアンに、畑で採りたての大葉を添える。
 なんとも粗末な朝食だが、目の前の田園ビューを眺めながらの朝食は、至福のグルメである。