河内のおっさんのblog

大阪南部の南河内の歴史と文化、風土に育まれた笑いと人情の紹介です。

畑191 / くじけないで

 今日からしばらくは暖かいというので、気温が上がった9時頃に畑へ。だが、気温は8度なのに風が強いから寒い。
 どうしよう? 明日にしようか?
 今年の農作業の開始に、ジャガイモを植えるつもりだったのだが、気持ちがくじける。
 すでに25℃になっているビニールトンネルの中で、しばらく考える。
 「くじける」という漢字は、どない書いたかなあ?
 漢字が出てこない。
 くじけている場合ではないのだ!
 畝だけでもたてるとすそるか。

      ☆

 まずは、管理耕運機を出して耕す。カラスが一羽、後ろからついてくる。去年にさんざんに苦しめられた憎きカラスだ。
 思わず「コラ!」と怒鳴る。
 カラスは驚いてバタバタと飛び立つ。
 耕運機に鋤(すき)を付けて畝をたてる。
 たて終えて、畝の出来栄えを眺める。
 さっきのカラスが、また、やって来て、なにやらほじくっている。
 思わず「コラ!」と怒鳴る。
 だが、カラスは慣れてしまったのか、飛び立つ様子がない。
 こりない奴だ!
 まあいい。さて、どうしよう? 続きは明日にするか?
 ハウスの中から椅子を出して、悠然とほじくっているカラスを見ながらしばらく考える。
 「こりない」という漢字は、どない書いたかなあ?
 またもや、漢字が出てこない。
 こっちが、こりている場合ではないのだ!
 どうせ、ワープロで打てば、漢字は出てくる。

結局、挫けることなく、懲りることもなく、3キロのジャガイモを植えた。
 今年の農作業の始まりだ。
 今年もくじけずにやるとするか。

 ねえ 不幸だなんて 溜息をつかないで
 陽射しやそよ風は えこひいきしない
 夢は 平等に見られるのよ
 私 辛いことが あったけれど
 生きていてよかった あなたもくじけずに
     (柴田トヨ『くじけないで』)