♪チイチイパッパ チイパッパ
雀の学校の先生はむちを振り振りチイパッパ
生徒の雀は輪になってお口をそろえてチイパッパ
まだまだいけないチイパッパ
も一度一緒にチイパッパ
チイチイパッパ チイパッパ♪
(作詞:清水かつら 作曲:弘田龍太郎)
お馴染みの『すずめの学校』。かわいい歌詞なのだが、1922年(大正11年)の発表なので、よくよく見ると、かなり軍国主義的な歌だ。先生が鞭(むち)で脅しながら、生徒を一つの思想に染めようとしている。

♪めだかの学校のめだかたち
だれが生徒か先生か
だれが生徒か先生か
みんなで元気に遊んでる♪
(二番、詞:茶木 滋・曲:中田喜直)
戦後間もない1950年(昭和25年)に作られた『めだかの学校』。平等、自由、健康の基本的人権がやんわりと歌いこまれている。

目の前の自由に泳いでいるメダカを見ていると、はるか昔の子ども時代に帰ることができる。日常的なものを忘れて解放的で自由な心持ちになる。しばしの漂泊者となって、遠い昔に旅することができる。
感傷的気分にひたっていると、「昼ご飯できたから早く来て! 蕎麦やからのびるで!」と声がして、旅人は現実に引き戻される。
メダカを飼う理由は、自由を感じさせてくれるからでもある。
※南條亮ジオラマ記念館の写真を改作
※下の絵は鶴島輝夫さんより借用