河内のおっさんのblog

大阪南部の南河内の歴史と文化、風土に育まれた笑いと人情の紹介です。

茶話 / 勝手にしやがれ

 唐突だが、質問である。

  「〇〇が鳴くからかーえろ(帰ろう)」。〇〇に入る動物はナニ?

     ♪夕焼け小焼けで日が暮れて
 山のお寺の鐘がなる
 おててつないでみなかえろう
 からすといっしょにかえりましょ
(『夕焼け小焼け』作詞:中村雨紅、作曲:草川信)

 多くの人は「からす」と答えるだろう。しかし、からすが鳴くのはカラスの勝手で、子どもが帰る理由にはならない。
  ★
 天気予報が当たって、昨夜は雨。。
 野菜の生育のためには雨が降ってくれなければ困るのだが、永く続くと気が滅入る。雨が降って元気なのはカエル。
 皮膚呼吸をしているので、湿気が多い方がカエルは元気になる。だから、「カエルが鳴くと雨になる」というような観天望気(自然現象を根拠にした天気予報)が成り立つ。
 カエルが鳴くからかーえろ。
 オタマがいるから大丈夫
 という童歌が、冒頭の質問の答え。
 カエルが鳴くと雨になるから早く帰ろう。でも、オタマジャクシは水の中で、しかも赤ちゃんなのに鳴かないから、もう少し遊ぼう。
 親の思いを無視した子どもの我がまま、子どもの勝手である。

 しかし、「カエルが鳴くと雨になる」の予報的中率は30%だとか。「カエルが鳴くと雨」という諺は、子どもを早く帰らすための親の勝手にすぎない。
 カエルは気持ちがいいから鳴いていただけなのだ。
 カエルの勝手なのだ。